SPO(Forms)・郵便WF・複合機などをAsana-PowerAutomate連携による業務効率化

初めまして!

AsanaアンバサダーのKazuhiro Tsukagoshiです :slightly_smiling_face:

SIerでDX推進・WF構築・戦略企画・経費管理・人材開発・ユーザー会企画運営などを担務としている部門に所属しております。

今回、初めて🔰Asana コミュニティ ホリデーカウントダウン Advent Calendar 2025 - Adventarへ参加させていただく事となりました。

約1年半前よりAsanaにより社内・社外研修及び締め切りもののタスク管理を手始めとして運用しておりましたが、部門方針の一つであるDXによる全体最適化に向けた生産性向上と提供サービスの高度化を活動テーマとしての取り組み事例をご紹介させていただきます。どうぞよろしくお願いいたします :person_bowing:

◇はじめに◇

:office_building:【背景:新会社設立】

弊社(親会社)では数年前に弊社の民需部門(準大手・中堅・中小企業のお客様)を担当するシステム部門及び子会社数社を集約・統合の上、新会社を設立いたしました。

更に弊社パブリック部門(自治体・医療・教育機関など)及び子会社数社のセールス部門・別子会社数社を統合。

新会社設立後、段階的に旧子会社の基幹系業務システム整備・統合(機能拡充を含む)を行っております(step1・step2・・・)。

一方でオフィス出社とテレワークのハイブリッド勤務により以下の課題がありました。

◇本題◇

:white_check_mark:【業務課題】

1.これまで各主要拠点(北海道~九州)のオフィスサービスセンター業務の一つである郵便物(受取り・仕訳・配達(拠点間転送を含む)・受渡し・保管など)が大量化。

⇒オフィスサービスセンターでは捌けない状態となる。

2.郵便物の約3割程が宛名明記が会社名のみの宛先不明郵便。

⇒なかには弊社返信封筒(後納料金郵便)ご利用により差出人が不明なものも混在。

3.各主要拠点設置の複合機(特にFAX)へ大量の資料が到着(広告DMを含む)

⇒公共機関のお客様は現在もFAXをご利用(入札関連・見積依頼など)

4.社内用備品・物品購入などの購買業務サービス窓口の集約化

⇒これまで各部門毎に購買システム(SAP系)において調達していた。

◇対策◇

:white_check_mark:【新専門組織立ち上げによるバックオフィス業務集約化】

弊統括部門(元、ソリューションセールス・システムエンジニア・サービスエンジニア・販売推進・事業推進・DX推進部門など様々な職種経験者の混成部門)にバックオフィスサービス部門を発足。各サービス業務機能集約を順次実施しバックオフィス業務を推進。

◇Asana活用前◇

:white_check_mark:【属人化かつ平準化されていない運用】

1. 各主要拠点オフィスサービスセンターに郵便物(宅急便などを含む)が到着し郵便WFシステムに登録された時点で弊部門 ML宛てにOutlook受信。該当部署調査を社員情報検索システム・商談情報システムなど各種システムを駆使し受取人を調査し該当部門・該当者へ連絡を実施。郵便WFシステムにおいて状況を追跡、受取完了までが弊部門の役割でした。

対応については他の業務との兼ね合いもあり原則ローテーション制で対応し対応履歴はOne Noteへ記入の上、情報共有を実施。

2.各主要拠点設置の複合機で受信するFAX(紙媒体)をpdfデータとして弊部門ML宛てにOutlook受信。上記1.と同様の対応を実施(複合機からの紙媒体排出を止める事としました)。

3.各主要拠点の代表者が購買システムでのオペレーションによる社内物品・備品購入。

◇Asana活用後◇

:white_check_mark:【PoweAutomate連携、Asana各種機能によりタスク管理・可視化の実施】

1.各主要拠点オフィスサービスセンターにおける郵便WFシステムから弊部門MLへOutlook受信、PowerAutomate連携によりタスク生成。なおルール機能により対応期限を2日後に自動設定。

:star: ポイント:1郵便=1タスク/1FAX=1タスク。

郵便WFから通知されるメール内のリンク(リンクをアクセスする事により郵便物が閲覧可能 ※但し、郵便物表面・裏面のみスキャンされたデータ)からでは封書など内容物が不明のためオフィスサービスセンターへ郵便WFより開封の上pdf化を依頼。

オフィスサービスセンターにおいてpdf化完了後、pdf化完了通知メールが弊部門MLへOutlook受信(同、PowerAutomate連携によりタスク生成される)、pdf化完了通知タスクは不要のためルール機能によりタスクを自動完了。また、受取人よりpdfデータのみが必要で原本不要の連絡を受けた場合は郵便WFよりオフィスサービスセンターへ原本破棄申請を依頼。上記同様に破棄完了通知メールが弊部門MLへOutlook受信、破棄完了通知タスクが生成されるためルールにより自動完了。

受取先である担当部門・担当者へ連絡後、受取確認が確認出来た時点でタスク完了とする。なお先述のとおり原則ローテーション制のため生成されたタスクは自身で割当を実施。またタイマー利用により対応時間計測も併せて行っております。毎日リストビューでタスク状況が見えておりますが週に一度、ダッシュボード機能を利用し個人別の対応量(件数)・対応時間・タスク滞留状況(カスタムフィールドを活用しステータスを選択する事としています*:star: )を可視化し業務負荷バランスの確認・役割分担の見直しやフォローを行っています。更に滞留要因など週次ミーティングを行いタスク完了へ向け推進しております。*:star: ステータス:担当部署(担当者)調査中・pdf化依頼中・受取り返信待ち・受取り待ち・他拠店へ転送中・破棄申請中・受取り完了。

管理する立場としては、ダッシュボード機能により月次・週次データなどにより今後のパワーバランスの指標(他の業務とのバランス)として活用を行っております。

2.同様に各主要拠点に設置された複合機(複数台)から受信したFAXデータ(pdf添付ファイル)を弊部門MLでOutlook受信。PowerAutomate連携によりタスク化。タスクについては同様にローテーション制で担当者を割り当て。以降の処理は、郵便対応と同様の対応を行っております。

◇新サービス展開◇

:white_check_mark:【Asana - PowerAutomate - SPO Forms 連携】

1.新たなサービス業務として各主要拠点担当者が購買システムにおいて行っている備品・物品購買業務の集約化を目的として購買依頼をSPO(Forms)で社内サイト内にフォームを構築。依頼者による入力と同時に依頼メールを弊部門ML宛てにOutlook受信。並行しAsana-PowerAutomate連携によりタスク生成。依頼者と弊部門(担当者)間においてはコメント機能により情報共有を実施しております。

① 依頼者からコメント送信。

② 弊部門担当者から予定納品日の返信。

③ 納品完了後(依頼品受領後)、依頼者より受取りの連絡を受信。

④ 弊部門担当者から検品処理依頼をコメント送信。

⑤ 依頼者より検品完了のコメントを受信後、弊部門担当者において受入処理(購買システム)を実施。以降データが支払い担当部門へと流れます。 なお、コメントにおいては依頼者を始め弊部門メンバーをコラボレーターとして設定している事から依頼者・メンバー間で情報共有が可能となっております。

[ご参考:Forms例]

◇結果◇

:white_check_mark:【タスク可視化・業務平準化・フォロー体制確立】

1.日々、大量のOutlookデータ(仕訳フォルダー)をから目視で対応していた郵便物(宅配便など)・FAXデータをタスク自動生成により漏れを無くし弊部門メンバーのタスク(対応量・対応期限日数(アラート)・ステータス状況などを可視化する事が可能となりました。

:star: リスト/カレンダー/タイムラインビュー・ダッシュボードはフル活用

◇その他の活用(セクション・タスク)◇

1.社外・社内教育(全社必須研修・部門別研修)

もちろん、Asanaスキル認定も!

2.緊急セキュリティーパッチ適用

3.資産棚卸状況(社給スマホ・社員証など)

4.休暇・FLEX・行事予定

◇課題◇

Asanaの利用部門が増えクレジット枯渇によりルールが上手く機能しない状況が発生中 :smiling_face_with_tear:

◇まとめ◇

今後も親会社としてサービス業務を拡大していく部門方針のためAsanaを上手く活用して行きたいと考えております。各種締め切り事項(社内・社外教育・セキュリティー対策状況・行事関連など)を手始めにAsanaを活用している初期段階の部門もありますが高度利用など社内各セクションにおいてAsanaの社内展開は拡大しております。今回は、当部門における業務での活用事例(一例)についてご紹介・ご説明させていただきました。

ご一読いただき、感謝申し上げます :person_bowing:

以上

:christmas_tree: Asana ホリデーカウントダウンカレンダーへのエントリー :christmas_tree:

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リアルとデジタルの連携ってとても複雑なハンドリングになりますよね。
うまく連携構築されていてすごいです!
MLだけではなくプロジェクトのメアドにも送るようにしたら、powerautomateとの連携は不要になるかもしれませんね。

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基調な情報ありがとうございます。
WFシステムなどにプロジェクトのメアドにも送るように宛先追加をすればPowerAutomate連携が不要になるかも?との事ですね。どうしてもWFシステムの仕様上、pdf化・破棄などのオペレーション毎にMLへ送信されますので悩ましいところでもあります。
一度、検証してみたいと思います。

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すいません。よく考えたら、送信元がasanaアカウントに登録したメアドじゃないとうまく機能しない気がしてきました。
MLへの送信側が送信側のメアドを設定できたりすると、サービスアカウントなどを利用して機能しそうな気もしますが、すでに連携でシステムを構築されているので、あらたに変更するメリットもなさそうです。
こんな機能もあるんだとういうふうに頭の片隅にしまって置いてください😅

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ありがとうございます。
再度、確認しました所、各プロジェクト( ①郵便・FAX業務 / ②請求関連業務 / ③物品・備品等購買業務 )へタスク生成させるため冒頭にご連絡いただきましたプロジェクトのアドレスをPowerAutomateにて制御させておりました :sweat_smile:
現在、クレジット枯渇により1タスクに6つのルール設定を行っており新着Outlook受信のタスク生成以外の通知(pdf化完通知及び、破棄完了通知・転送完了通知など)は手動でタスク完了として運用しております。止むを得ずルールを減らしました。

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Tsukahoshi さん、初めてのカレンダー参加、そしてすばらしい事例のご紹介、ありがとうございます!
バックオフィス業務を運用自体から見直し Asana で実現できることを最大限に活用した業務改善と新サービスの開始まで、圧巻ですね!
詳細にご紹介いただいたので、参考になる方も多いと思います。
またの投稿、お待ちしております! :clap:

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