AsanaのルールはBusinessプラン以上でしか使えませんが、Zapierというツールを使えばルールと似たようなことや、Asanaのルールではできないことも実現できたりします。
Zapierはいわゆるノーコード自動化ツールで、Trigger/トリガーとAction/アクションを組み合わせることで、「トリガーAが発生したらアクションBをする」というルールを作成できます。
例えば、Googleフォームで新規登録があったらAsanaにタスクを作ったり、Asanaのタスクが更新されたらOutlookに予定を作成したり、といったことを自動化できます。
ただし、残念ながらZapierはまだ日本語UIがなく、情報も英語のものが多いため、とっつきにくいのも事実。
実際に、Zapierと連携して「〇〇が起きたら、Asanaで指定したセクションへ新規タスクを作成」させたいと思ったときに、引っかかりやすいポイントがあったので共有します。
この例では「〇〇が起きたら」のトリガー部分は何でも良く、「Asanaで指定したセクションへ新規タスクを作成する」がアクションになります。
Zapierでこのアクションを探すとパッと目に入るのが、以下の2つ。
- Create Task in Asana
- Add Task to Section of Project in Asana
この2つを見るとなんとなく2番の方がやりたいことが実現できそうに見えますよね。
ところが、2番を選ぶと、
The app returned `{"message":"task: Not a recognized ID: XXXXXXXXXX"} What happened: Executing creates.task_section.operation.perform with bundle {"message":"task: Not a recognized ID: XXXXXXXXXX"} Console logs: ` as error, which we cannot read.
というエラーが発生してしまいます。
実は、2番は「既存のタスクを特定のセクションに追加(移動)する」というアクションなのです(わかりにくい)。
したがって、「指定したセクションへ新規タスクを作成」させたいときは、1番のCreate a Task in Asanaを選ぶのが正解です。
Create a Task in Asanaを選んで設定を進めていくと、図のようにちゃんとセクションを設定することができるので安心してください。
この情報は日本語では見つけられなかったので、同じような状況でつまづく方がいるかもと思い、共有させていただきました。
参考にしたZapierコミュニティの投稿:https://community.zapier.com/troubleshooting-99/asana-task-error-not-a-recognized-id-20473