投稿者: @Rashad_Issa
元の英語での投稿はこちら: How to build your strategy in Asana (Bottom up or Top down)
SME (中小企業) でも大企業でも、同じ拠点で働くチーム でも世界中に散らばる分散チーム でも、Asana を使用するのは生産性とコラボレーションを向上させるためではないでしょうか。
その中でも特に、会社の大きな目標の一部である何かを達成するために Asana を使っている人は多いでしょう。
そこで気になるのが、この大きな目標とは何か、ということです。
Asana は過去にゴール機能を導入し、「見える化のピラミッド」についても話をしてきました。Asana のゴール機能を使って「見える化のピラミッド」を構築する方法のガイド - Asana ブログ 70
では、それを実践していきましょう。Asana は初めてだけど初日からゴール機能を使ってみたいという方から、もともと Asana を使っていて、最近プランをアップグレードしてこの機能を使えるようにしたという方まで、この機能を使いこなす上で考慮すべき点を紹介しますので、ぜひご覧ください。
トップダウンの戦略:
- この戦略は主にエグゼクティブチームによって、会社が達成する必要のある経営レベルの明確な戦略目標が立てられるときに活用されます。
- 必要な取り組みのメモを取り、一つひとつ目標として入力していきます。
- エグゼクティブチーム全体で協力して、各目標が定義され、評価可能な指標が設定されていることを確認します。
- 許容できる時間枠や更新頻度、ページに反映させたい経営レベルの重要な指標などを設定します。
目標がどのようなものかを見ていただけるように、画像をいくつか添付しました。私の場合は、指標の形式をパーセンテージに設定し、更新の頻度を月一のペースにしています。
これがなぜトップダウンなのかというと、まず最初に目標を立ててから、それをどのようにチームに波及させるのかを決定し、チームが自分たちの作業 (さまざまなプロジェクトやポートフォリオ) をこの目標につなげられるようにしているからです。ご覧のとおり、Supporting work (この目標を支える仕事) は、チームと話し合って作業内容を明確に整理するまで空欄になっています。
- この戦略は、あなたがエグゼクティブチームから経営レベルの方向性について指示を受けた、またはあなたが自らその年の経営レベルの方向性を分析した場合に活用されます。
- この方向性というものは一般的に、ゼロから始まるものではありません。方向性のある程度はすでに取り組んでいる仕事に基づいて決まります。Asana で進行中のプロジェクトがその仕事にあたります。
- 現在取り組んでいる進行中のプロジェクトをすべて書き出します。
- 目指している経営レベルの方向性に基づいて、これから取り組むものをすべて書き出します。
戦略は定着させるためにシンプルで理解しやすいものにしましょう。個人的には、いくつかの領域にカテゴリー分けすれば、シンプルにできると考えています。
各領域について共通するテーマを見つけ、それぞれタイトルをつけます。
それができたら、そのタイトルを Asana の目標とし、その目標にすべての進行中プロジェクトをリンクしたら、メンバー全員で協力して期待事項や更新の頻度、担当者、指標などを設定します。
そして、ここまで読んでくださった方のために、私がよく活用している実践的な Asana ヒントを紹介します。
Asana でプロジェクトを作成し、それを戦略プロジェクトにします。そしてそれを、議論の内容をまとめたり、カテゴリー分けをしたり、ブレインストーミングしたり、計画したりするためのメモ帳として使います。イメージがはっきりしたら、そうした目標を Asana のゴール機能の中で組み立てていきます。戦略を一度にさっとまとめられるなんてことは滅多にないのて、とても役に立ちます。そうすると、準備が整ったタイミングで目標を立てることができるので、目標の設定を変更する手間もかかりません。
直接関連する進行中のプロジェクトがない目標を戦略の中核要素にする必要がある場合もあるので、そんなときにも重宝します。目標が明確になることで計画も楽になります。
ボトムアップのアプローチはスクリーンショットでは伝えにくいので、ご質問のある方がいましたら喜んでやり方をお教えしますし、チャットで説明もできますのでお知らせください。
ぜひご活用ください。皆さんは、どのようにゴール を使っていますか?
Rashad