ゴールでのステータス更新

ゴール機能で、会社の目標に対して上位へ中間報告や最終報告を行い、承認を得たいと考えています。
ある時点での進捗状況で上位に進捗を申請し、承認を得て、履歴を残したいのですが、ゴール機能でそのような運用は可能でしょうか?

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@Ryota_Iinuma さん

こんにちは。
ゴール機能、年末のアップデートでAndroidで閲覧できるようになったり、一覧できる深度が増えて使いやすくなりました。

ゴール機能と他のAsanaの機能を組み合わせれば可能だと思いです。
ただし、それは飯沼さんがイメージされている通りではないかもしれません。
また、あえてゴール機能を使わないで、プロジェクトやポートフォリオだけで管理したほうが簡単かもしれません。

そもそもゴール機能は、名前が万能感を醸し出しているのですが、使ってみると
「なんかこれ、すごくクセが強くない?」
と感じられはずです。

ブログなどで書かれていますがAsanaのゴール機能は「OKR(Object and Key Result)」という目標設定&マネジメント手法をベースに設計されているので、その手法に沿った運用ですと比較的スムーズに使えます。
しかし、そうでない場合は、運用に工夫が必要になります。

OKRは全社〜部署〜個人の目標の意義と設定数字の一貫性がハラ落ちしやすく、従業員のモチベアップになる、チームみんなで頑張れる、という人気のマネジメント手法ですが、運用にはさまざまな工夫が必要と言われています。
(ググるといろんな企業のチャレンジを知ることもできると思います)


<ゴール機能のよいところ>

  • OKRの考え方に沿っている。「ゴール設定とその達成を表す具体的指標数値」というセットがあり、さらに「その数値達成のためのゴール設定、その達成を表す具体的指標と数値」が続くというヒエラルキー構造を簡単に作成できる
  • それぞれの要素(ゴール+数値指標のセット)を個別に「公開(全社に可視)」「非公開(オーナーとコラボレーターのみに可視)」管理ができる
  • それぞれの要素(ゴール+数値指標)ごとに連動するプロジェクトやポートフォリオにリンクできる
  • 指標数値の進捗管理はGoal機能内で数値(件数、%、金額などを設定可能)を記入し、ステータスを選択(順調、リスクあり、要対応)することで「現在の状況」を表せる簡単運用。

<ゴール機能のクセの強いところ>

  • プロジェクトやポートフォリオの数字とゴール指標が自動連携してない(人力で記入が必須)
  • ゴールコメントなどを時系列記録として残せない(説明欄でできなくもないが書き換え可能)

というまとめをしてみたうえで、飯沼さんの質問に戻ると、

の部分はゴール機能が使えますが

の部分はゴール機能では対応していないので、別のAsanaの機能を利用する必要があります。

承認の記録を残したいということですので

  • 目標進捗のプロジェクトをつくる
  • 進捗報告&承認タスクをつくる
  • タスクの説明欄に「@」でポートフォリオやプロジェクト、ゴール目標などの名前を呼び出してリンクを作成し、承認リクエストで承認を取る

という方法がよいと思います。

ただ、そうなってくると、
「あえてゴール機能を使う必要がある?」
(ポートフォリオまたはプロジェクト進捗だけで足りるんじゃない?)
という疑問が出てきますね。

OKRは、全社〜部署〜個人 の目標の一貫性を俯瞰できるというのが特徴。
もし全社目標や部署目標もAsanaのゴール機能を使ってマネジメントするのであれば意味があるシーンも出てくると思います。

もしそうではなく、ゴール機能を使ってるのは自分の部署だけ、ということでしたらプロジェクトとポートフォリオで十分ではないかな、と思います。

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非常にわかりやすいご説明ありがとうございます!
理解致しました。
やはりゴール機能の中には、ステータスの承認履歴を残す機能は無いということですね。

ビジネスプランは先月から使い始めたばかりでポートフォリオ機能はまだ使えておらず、そちらを使っての進捗管理を試してみます。
ゴールとポートフォリオで進捗の二重管理という手間が発生しそうですが、ゴール機能はおっしゃるとおり目標の一貫性を俯瞰できるというメリットがありますのでこれはこれでやはり残したいと思います。

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@Ryota_Iinuma さん
はじめまして。
私もGoals機能がリリースされたとき使用を検討しましたが、まだ機能がこなれていないと判断して、様子見しています。
少しづつ機能改善がなされているので、こなれてきた頃に使い始めてはどうかと思います。

目標の一貫性という意味では素晴らしい機能なのですが、UIの面ではいま一歩詰めきれてないです。

@Ryota_Iinuma さんも少しいじってみて、使いにくいと思われる点を提案のほうに上げてみてください。

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